ゾンビボールは金属製のボールが布越しに浮揚するマジックです。
アメリカのジョー・カースンというマジシャンが考案しました。
今日では古典的なマジックと思われていますが、発表されたのが1943年ですのでまだ80年足らずです。

元々、フローティングボールと呼ばれる舞台上をボールが浮揚するマジックがあったのですが、こちらは演じる際に面倒が準備が必要な為、専用の劇場を持っているマジシャンならともかく、旅芸人やアマチュアが手を出すには敷居が高いマジックでした。

ゾンビボールは面倒な準備もいらず、カジュアルに浮揚現象を起こせる為、多くのマジシャンに受け入れられました。また、応用範囲の広いアイディアであった為、たくさんのバリエーションも作られています。

ステージマジックではありますが、観客との距離が違いサロンマジック規模でも問題なく演じる事が出来ます。
演じ方によっては幻想的にもコミカルにもなるマジックで、
マジシャンの腕前を判断するのに大変向いているマジックだと思います。

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