蓋付きの小さな花瓶のような入れ物(ベース)と、そこに入るボールを使用したマジックです。
ベースの中に入れたボールがいつの間にかベースを抜け出したり、また戻ったり、といった現象が起こります。

非常に古くからあるマジックで、大きさや素材、形などが違う道具が様々作られており、一部にはコレクターもいるほどです。
仕掛けが単純な古典マジックの為、プラスチックで作られた簡易なものが子供向けのマジックセットに含まれているほどです。

本来であれば様々なテクニックと組み合わせた凝った手順を作れるアイテムではありますが、実際の所それほど演じ手が多くない印象です。様々な道具が作られてはいますが、安価な物とコレクター仕様の豪華な物とに2極化していて、特にサロンなどで使いやすいサイズ、素材の物が手に入りづらい、というのが一つの理由かもしれません。

シルクなどの素材と組み合わせたり、道具によってはボールではなく卵を使ったり、とバリエーションもあります。
参考の手順を組んでみましたのでご興味があればご覧ください。